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  • 通信:プロジェクトAWARE - 国際的な水中クリーンアップの先鋒(2011年05月25日)

    ※「美しい海をこどもたちへNo.18」(一般社団法人 JEAN、2010年7月発行)より転載。この原稿は、2010年7月に執筆されたものです。

    スキューバダイビングのコミュニティーは海洋ごみへの戦いを続けています。ダイバー達は、この問題は単に「汚い」だけでなく、海洋生物にも人の健康にも深刻な脅威であることを理解しています。ボランティアダイバー達のチームは水面下で取り組み、データも集めます。

    プロジェクトAWARE財団 ローレン・ウィスカーソン  

     プロジェクトAWARE財団は非営利団体で、ダイバーや水好きな人たちとパートナーシップを組み、アメリカやイギリス、オーストラリア、スイス、そして日本など、180ヶ国以上の国に事務所を置き、水中環境が面している問題解決のために奮闘しています。プロジェクトAWAREと献身的なボランティアは国際海岸クリーンアップ(ICC)も含め、環境保護の主導に義務を負うからです。

     私たちは16年間、オーシャン・コンサーバンシーのICCのパートナーとして世界中で水中や海岸のクリーンアップ活動をしてきました。現在は、ICCも含め、ボランティアダイバーなどと連携し、年間を通した活動を支援しています。

     スキューバダイバーたちは海面下を見るという特別な機会を得、積極的に海洋生物のために行動しています。2009年には、252トンのごみを取り除きました。そのままにしておけば、ずっと水域を汚染し、ほとんどが「視野にも入らず、心にも触れない」ものとして存在したでしょう。

     プロジェクトAWAREに触発されて、多くのダイバー達が潜る度にごみを取り除き、記録しています。もし、生きものが絡まってしまっていたら、彼らは、注意深くごみから助け出して、もとのすみかに戻れるようにしてやります。昨年解放された動物たちは、ケニヤのウミガメやフランスのタコ、スロベニアのロブスター、スイスやポルトガルのウナギなどです。他にも鮫の子やフェアリーペンギンもいました。

     2009年のICCでは、プロジェクトAWAREのコーディネーターたちが879会場を運営し、222トンのごみを海岸や水中環境から取り除きました。このごみの量は、228台の小さい車、あるいは、44頭のシャチと同じ重さです。1万1千人近くのダイバーと2万人以上のダイバーでないボランティアが、92ヶ国(日本での74箇所のクリーンアップを含む)で、なんと、140,814個のたばこの吸い殻・フィルターや78,854のプラスチック袋を回収しました。

     ダイバーたちが見つけた不思議でビックリする物は、237個の靴(オーストラリア)、お祈り用の敷物(エジプト)、盗まれたバイク(ニュージーランド)、そして、英国軍の極秘文書などでした。

     継続し、首尾一貫したデータへの意欲は水中環境に甚大な被害をもたらす影響のあるごみにスポットを当てる鍵となります。ダイバーが集め報告してきたデータは意識向上の助けとなり、世界の政策変換をめざすために役立ちます。一年中行っているプロジェクトAWAREの海岸・水中のクリーンアップにもご参加ください。

    Lauren Wiskerson, Program Specialist

    Project AWARE Foundation

    30151 Tomas, Suite 200

     

    PADIジャパンも活躍中

    日本では、PADIジャパンが、プロジェクトAWARE財団の日本支部として、主にPADIダイビング・ショップとPADIインストラクターを通じて水中環境の保全や教育の啓蒙活動を行なっています。

    2009年にクリーンナップをしたPADIショップはのべ684店、参加人数はのべ6,939名。回収したごみは、約3,100袋、重量は約30,000kgでした。ごみ調査結果は、PADIインターナショナルを通じて、オーシャン・コンサーバンシーのICCにも報告されます。

    他にも、サンゴの白化現象を調査報告するコーラルウォッチやサンゴを保護するためのムーアリングブイの設置、アマモの養殖など、その地域に合った活動がダイビングとともに行なわれています。

    株式会社PADIジャパン

    URL <http://www.padi.co.jp>

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