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  • 通信:海ごみ・プラスチック由来の化学物質による海浜汚染調査へのご協力のお願い(2011年05月25日)

    ※「美しい海をこどもたちへNo.17」(一般社団法人 JEAN、2010年2月発行)より転載。この原稿は、2010年2月に執筆されたものです。

     

    日本大学薬学部 准教授  道祖土 勝彦  

    日本大学理工学部 専任講師 佐藤 秀人  

     私たちは、日本沿岸に多く漂着するプラスチックごみの分解生成物による海岸の汚染に関して調査・研究を行っています。海ごみとして非常に多い発泡スチレンなどのポリスチレンは、30~50°Cの温度で分解し、スチレンオリゴマーと呼ばれる化学物質を発生します。これまで研究グループでは、日本の離島(小笠原父島、八丈島、対馬など)や、国内外の数十か所の海岸で調査を行ってきましたが、上記の化学物質以外にもプラスチック由来の化学物質が確認され、汚染が全国あるいは世界レベルで広がっていることが示唆されています。

     このたび世界に先駆けて、全国一斉クリーンアップに際し、私どもの調査研究にご協力いただける方を募ります。調査は、下記の手順で海浜砂を採取する簡単なものです。

     ご協力いただける方々は、下記の連絡担当者までE-Mailにてご連絡をお願いいたします。当方より詳細をご連絡させていただきます。ご協力、よろしくお願いいたします。

     

    【海浜砂試料のサンプリング方法】

    1. 準備

    ①ハンドシャベル(できればステンレス製):園芸などで使用する小さなもので結構です。

    ②油性マジック:水で流れないよう油性マジックを使用して下さい。

    2. 試料採取地点の選定

    試料の採取位置は、なるべく砂浜の中央付近で行って下さい(図1)。ただし、局所的にごみが溜まっている場所や、すぐ近くに岩場がある場所は避けて下さい。

    3. 試料の採取位置

    試料採取は、満潮時の汀線位置(満潮線)と、その2 mほど上側で行って下さい。満潮線は写真のように、砂の色や浜の勾配が変化している、海藻やごみが落ちているなどで判断して下さい。

    4. 試料の採取

    試料採取は,満潮線位置で2サンプル

     1) 表層、2) 深さ30cm、

    および、満潮線より上側2 m位置で2サンプル

     3) +2m表層、4) +2m 深さ30 cm 

    計4サンプルを採取して下さい。採取試料は湿っていても、水を含んでいても結構です。また、採取試料に直接手を触れないように注意して採取下さい。

    <採取方法>

    ① まず、満潮線位置で、表層の最上部の数ミリ~1 cm程度の砂+ごみを取り去ります。

    ②40~50 gの砂をすくい取り、サンプルケースに入れて下さい(表層)。

    ③ 同じ位置で、30 cm程度掘り、同様に40~50 gの砂をサンプルケースに採取して下さい(-30cm)。

    ④ 満潮線より2 m程度上側で、①~③の手順で、同様に砂試料を採取して下さい(+2 m表層、+2 m-30 cm)。

    ⑤ サンプルケースに、日時、場所、試料名(表層、-30 cm、+2 m表層、+2 m-30 cm)を油性マジックで記入して下さい。

    5. 試料の郵送

     採取した試料を指定の方法で郵送して下さい。なお、採取地点の写真、海ごみの状況などのメモを同封していただければ、大変助かります。

     

    ※ ご協力の連絡は、クリーンアップ実施日の1か月前までにお願いいたします。

     

    【連絡先】

     日本大学理工学部海洋建築工学科 佐藤秀人

     E-Mail:sato(a)ocean.cst.nihon-u.ac.jp

      TEL:047-469-5642、FAX:047-467-9446

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