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  • 通信:海ごみサミット・東京会議を終えて(2011年05月27日)

    ※「美しい海をこどもたちへNo.20」(一般社団法人 JEAN、2010年12月発行)より転載。この原稿は、2010年12月に執筆されたものです。

    JEAN 小島 あずさ  

     8回目となった海ごみサミットは、昨年7月に『海岸漂着物処理推進法』が施行されて以来の、海洋ごみ対策の推進状況や、法の規定に則って対応を進めていく上での課題などを共有し、再来年の見直しにむけた討議を行うことをテーマのひとつに選びました。

     会議に先立って、全国の47都道府県の担当課に、対策推進状況に関するアンケートへの協力をお願いし、45の都道府県からの回答を得て、その結果をまとめた調査報告書を作成し、討議の資料としました。アンケート調査の結果からは、法律ができてからの1年半で、比較的進んでいる対策と、対策への着手が大変遅れているものなどの現状が明らかになりました。

     都道府県の担当課のみならず、海洋ごみ問題に関心をもち、対策を進めたいと願っているすべての関係者の大きな関心事項は、平成23年度以降(法律施行を見越して、都道府県の申請に基づいて配分された地域グリーンニューディール基金の終了後)の予算措置です。関係省庁に問いかけても、2年後の予算措置について明言できるはずもありませんが、現在のGDN基金の配分方法や使われ方への批判や、法律に明記されながら実際にはなんら支援の及んでいない、JEANを始めとする市民セクターへの対応についての意見などが、活発に交わされました。

     韓国のOSEANからは、政府に提案して作成した漁業者を対象とした環境教育教材とその活用について発表があり、日本国内の対策の中でも特に遅れている分野の先進事例として注目を集めていました。タイのグリーンフィンズ・アソシエーションの発表では、海ごみに対しての市民の意識向上を目指し、さまざまなプログラムやコンテストなどを展開していることが伝えられました。美術学校の学生を対象として行われたコンテストの優秀作のビデオクリップなども紹介されました。JEANのMALIPのサイトからご覧いただけます(英語版)。今後、日本語版のDVDをJEANで作成の予定です。

     国内からは、亀岡市とプロジェクト保津川の取組み、アジア3R推進市民フォーラムの活動、まち美化活動の現状、そして名古屋で開催されたCBD COP10の海洋に関する事項と今後の海洋ごみ問題との関係性など、多くの事例紹介がありました。

     都道府県の取り組み状況調査は、年度内に先進地へのヒアリングを実施予定です。その結果は海ごみサミット・東京会議の報告書(年度末発行予定)に掲載します。

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