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通信:第4回マニフェスト大賞地域環境政策賞を受賞!

2011年05月24日 カテゴリ:2009 , 美しい海をこどもたちへ

※「美しい海をこどもたちへNo.16」(JEAN/クリーンアップ全国事務局、2009年12月発行)より転載。この原稿は、2009年12月に執筆されたものです。

 海ごみ対策推進地方議員連盟幹事会代表 佐藤 丈晴

今年で4回目となる「マニフェスト大賞」の授賞式が11月6日、六本木アカデミーヒルズで行われました。海ごみ対策推進地方議員連盟は、地域環境政策賞を受賞することができました。
 「マニフェスト大賞」とは、これまであまり日の当たらない地方議会議員の活動にスポットライトをあて、地方議会議員の善政競争をしようと、前三重県知事で早稲田大学大学院の北川正恭教授が呼びかけ、行われているものです。4年目となる今年は、1000団体、個人から1500件ほどの応募がありました。タイトルのとおり、マニフェストにからむ賞が多くを占めるのですが、昨年の北海道洞爺湖サミットを契機に、環境の課題解決のための取り組みに関する地域環境政策賞が設けられることとなりました。
 海ごみ対策推進地方議員連盟としては、昨年、地方議会議員の超党派による「海ごみ」という課題解決型のヨコの連携組織結成について応募いたしましたが、実績がないということでノミネート止まりでした。今年は、海岸漂着物処理推進法の制定に関わり、法が制定されたことが評価され、このたびの受賞につながりました。
 法制定についてはいまさら申し上げるものではありませんが、これまでのいきさつを少し述べたいと思います。
 議連結成後、自民党の漂流・漂着物対策特別委員会の会合に初めて呼ばれたときのこと、私はほとんど忘れておりましたが、会議室に議連の席はなく、座る場所がありませんでした。JEANの金子さんが議連の席がないことを環境省の事務方に伝えると、地方議員の席など用意しなくてもよいとの回答が返ってきました。国においては、地方議員の役割、立場はその程度であるという証明かもしれませんが、その会議は、急きょ席を設け、何とか会議は滞りなく終了いたしました。
 その後、個別法の制定の議論が始まり、今年、4月には、毎週のように自民党本部や衆議院会議室に向かい、自民党の特別委員会や自公PTに出席いたしました。議連はJEANと同じ立場で会議にのぞみ、地方の立場で発言を繰り返しました。(以下、自民党、公明党へ提出した意見の内容を示します。)

 【意見】

1.発生抑制対策も含めた内陸部からの流出対策
 海ごみ対策推進地方議員連盟は、海岸をもつ自治体の議会議員だけでなく、内陸の議員も参画しております。それは、多くの漂着ごみが、河川由来、内陸起因であるとの認識から、海岸域だけでなく広域での課題解決の手法を検討していこうという趣旨で活動しているからです。立法に向けては、海岸域だけに特化するのではなく、河川上流域も視野に入れた法体系を望みます。

2.処理に関する制度設計
 第一義的には、漂着するごみを効率的・効果的に除去することが必要と思われますが、それらの処理を担当する市区町村の負担は大きいものがあります。財政面での制度設計の必要性はもとより、場合によっては、広域自治体で処理できる制度設計を望みます。

3.拡大生産者責任の考え方の適用
 生活の多様化は、生活の便利さと引き換えに海ごみなどの環境問題をもたらしています。処理の役割を担う市区町村にとって対応に苦慮し、財政負担も大きいということは、前項で述べさせていただきました。
漂着ごみ処理という出口のみに着目した法律ではなく、漂着ごみのアイテムとして多いプラスチックの生産という入口にも着目した法律を望みます。

4.地方分権時代に対応した法体系
 地方分権時代に対応し、自治体の創意工夫が活かされる法体系の構築、制度設計を望みます。

5.地方分権時代に相応しい進化する法律
 美しい海を取り戻すための個別法制定の精神、趣旨を活かし、法律を進化させるため、今回のような法制定の過程のみならず、法制定後、地方議会議員や地方自治体、地域活動を先導するNGO/NPOなど多様なセクターの活動、調査、意見が反映できる取り組みを期待します。

 このような経過を経て、7月にこの法律が制定したのです。法制定は言うまでもなく、JEANの役割が非常に大きく、JEANなくして法制定はあり得ませんでした。私たち議連は、そのお手伝いを若干させていただいたにすぎません。この地域環境政策賞の受賞は、JEANとともに受賞したものと考えております。今後、地方議会議員の立場で、この法に基づく地域計画がしっかりと進められるようチェック機関としての役割を果たしていかなければならないと思っております。
 これからもJEANとともに活動を展開していきたいと思います。 

 

 

※「美しい海をこどもたちへNo.16」(JEAN/クリーンアップ全国事務局、2009年12月発行)より転載。この原稿は、2009年12月に執筆されたものです。

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