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通信:2009 ICC in インド

2011年05月25日 カテゴリ:2010 , 美しい海をこどもたちへ

※「美しい海をこどもたちへNo.17」(一般社団法人 JEAN、2010年2月発行)より転載。この原稿は、2010年2月に執筆されたものです。

インド海洋研究所(IMF) ラジャン・ビール 

 インドでは、2003年から7年、ICCに参加しています。オーシャン・コンサーバンシーのICCは今年25周年で、それと比べると、新参者です。インド海洋研究所(The Maritime Foundation:IMF)は非営利団体で、インド西部マハーラーシュトラ州のムンバイの近くにある内陸地でプネーという町にあり、海についての意識を高めることと、海への理解と誇りをインドの人々に持ってもらうことが目的で創られました。様々ある私たちの活動の中で一番重視しているのが、学校や大学での講演で海洋環境の深刻な危機を訴え、知ってもらうことや、プネー大学の学生や大学院生達に海洋環境やその保護について教えることなどです。

 ですから、ICCは海への関心を高める私たちの目的にちょうどよく合致するプログラムなのです。2003年に手探りで始めたICCは、若いコミュニティーリーダーたちを探し、動機付けをし、彼らが主体となって学校を中心にボランティアを集め、毎年9月のクリーンアップのために指導するのはなかなかのチャレンジでした。インドは7,000キロメートルに及ぶ長い海岸線を持っているため、5箇所以上の会場でICCを行うことは至難の業でしたが、これまでのところ、満足のいく結果を得ています。

 2009年の9月・10月はインドの東西の海岸のほかに、内陸部の川や湖などの水辺でもクリーンアップを行いました。東海岸は私たちの主なクリーンアップ地域ですが、その海岸線に沿って、22kmの間にあるの港湾の町ヴィシャカパトナムやアンドラ・プラデシュ州の漁業の町バパトラや大型港湾都市チェンナイの他、マンナル湾沿いの25の村で行われました。

 西海岸では、海岸のホテル職員が参加してのゴアやムンバイで行いました。ムンバイには学校の子ども達だけでなく、企業の社員や管理職など大勢のボランティアが参加して、いわゆる “CSR”、企業の社会的責任を果たしました。そして、私が住んでいる内陸のプネーでは、ムラ川とムタ川、そして町からあまり離れていない湖も2,000人以上のボランティアによってクリーンアップされました。

 海岸のごみは、食品包装・容器、プラスチック、紙、医療・衛生廃棄物(注射器やおむつなど)が多かったです。ボランティア達、特に、明るい色のユニフォームを着た学校の子どもたちが、会場での活動を毎年楽しみ、私たちの星をきれいにするために小さな貢献をしています。

 2009年のインドのICCは、18,264人が参加し、52,888kgのごみを集め8、981袋に詰め、185kmの距離をきれいにしました。結果としてはたいしたものではないかもしれませんが、人口が多く、長い海岸線をもったインドを考えると、新たな会場が加わり参加者数も大きく伸びたので、昨年よりはずっといい結果が出せたと嬉しく思っています。2010年は、これ以上の成果を出したいものです。

 ワシントンDCでの3月の会議でJEANとの交流のきっかけができ、今後もICCのコーディネーター同士、アイデアを交換したりして、それぞれの国の活動を展開し続けていきたいと考えています。

Commodore Rajan Vir, President

The Maritime Foundation (IMF)

<www. indianmaritimefoundation.com>

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